「集客ができない…」は、禁句!?

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From:高橋政史

少し前のこと。

セミナー講師をしているある受講生が、

「集客できない…」とぼやいていました。

そのひと言を聞いた瞬間、私は心の中で、「集客ができない…」って、禁句なのに…。とつぶやきました。なぜ、「集客ができない…」って、禁句なのか?

今日は、、、

「集客ができない…」は、禁句!?

というお話をしていきます。

 

1.言葉が世界をつくる。

多くの会社に勤めている方や、公的機関で働いている方にとっては、「集客」の2文字はあまりなじみのないことかもしれません。

でも、私を含め起業してビジネスをする、会社を経営する、セミナー講師として受講生を確保したい人にとって、「集客」は2限目の必須科目です。

ビジネスでは、「お客様」と巡り合うために、「集客するという行為を避けて通ることができません。もしも「集客をせずに…」と思考が1mmでもあるとしたら、それは「自分でビジネスをする」ためには大切な何かが欠けている可能性が大です。

で、もしもあなたが「集客する」ことに脳みそを使い、そのために必要な行動をしようとしているなら、使ってはならない禁句があります。

それは、、、「集客ができない…」という言葉です。なぜ?「集客できない…」は禁句なのか。それは、

「集客できない…」

と言っている人は、そのひと言を今も昔もそして未来もずっと言い続けている可能性が大だから…(私はたくさんそういう人を見てきました。かつての私もそうでした)。

言葉は世界をつくる。

という考え方があります。その人が使っている「言葉」がその人の世界(現実)としてそのままあらわれる。というものです。

「言葉はフォーカスをつくる」ものです。そして、私たち人間は、1つの方向へ意識のフォーカスが向くと、別のところへの意識のフォーカスの行かない(盲点)ができてしまいます。

そのため、「集客ができない…」という言葉を使えば使うほど、「集客ができない…」ところに意識のフォーカスが行ってしまいます。

そして、肝心の私たちが見つめなくていけない 「集客の可能性」というところにフォーカスが行かず、巨大な「集客の盲点」ができあがっていくことになります。

 

2.思考停止状態からの脱却。

言葉は世界をつくる。

ことの他に、「集客できない…」は禁句!?には別の大きな理由があります。それは、

「集客ができない…」という言葉は、

じつは「何もいっていない…」

ということです。

どういうことかというと、、、

「集客ができない…」とは口では言って

いるけど、本当のところは、

・それが単なるその人の思い込みなのか?

・集客0(ゼロ)なのか?それとも、少し(数名)は集客できているのか?

・少し集客できている事実があるとしたら、それはなぜなの?

・何が機能して、何が機能しなかったのか?

・その状況を自分はどう考えているのか?

・その原因はどこにあるのか?

・で、どうするのか?

など、具体的なことが「何ひとつ見えてこない…」

のです。

で、このような状態(何も言っていない)

のことを、

思考停止状態

=「何も言っていない…」状態

=「何にも考えていない…」状態。

と言います。

思考停止状態だと、その言葉から状況を改善するような具体的なアイデア・行動が出てこないとき、状況は悪化することはあれ、改善することはありません。

当然、結果は出ません。

では、この思考停止状態をぬけ出すにはどうすればいいのか?

一番シンプルですが、確実に効くのは「ノートを正しく書く」というこの一点です。

思考停止にならずに、結果に直結する具体的な行動をする。そのために、その行動を紙に書き出す。

シンプルなことですが、、、「集客ができない…」という方ほど、案外できていない盲点なのかもしれません。

 

3.ノート進化論《集客編》

受講生「集客ができない…」

私「じゃあ、ノートを見せて!?」

私も、「集客ができない…」ときは、「集客できない…」とぼやいていました。でも、ぼやきが嘘であることは、自分のノートを見れば一目瞭然でした。「集客ができない…と言っているけど、そんなの当たり前じゃない。だって、集客できるようになる具体的な思考と行動がそこに書きだされていないわけだから…」というツッコミどころ満載のノートがそこにあったからです。

脳は嘘つき。ノートは正直。

「集客ができない…」と言っている自分の脳って、案外(じつはかなり)嘘つきです。自分が避けたい、やりたくないと無意識で感じて、勝手に「集客ができない…」のひと言で見たくない現実から自分を遠ざけるものです。

「集客ができない…」と言って、自分で自分をなっとくさせて、やりたくない気持ちを正当化していきます。

一方、ノートは正直です。集客に向けての具体的な行動を考えだして書き出せているかどうか、そして、その具体的な行動を実行へ移せているのかどうか。そして、その行動が結果に直結したのかどうか。その一部始終を克明にノートの上に再現しておくことができます。

でも、もしも、ノートの上にその痕跡がないとしたら、誰もその人の「集客ができていない…」というのが本当のところ、どういう状況なのかが見えてきません。

脳は幻想をつくりだし、ノートは現実をつくりだす。

あなたのノートは、「あなたの欲しい現実をつくりだしてくれていますか?」それとも、「あなたの望まない現実にあなたを遭遇させていますか?」

うまくいかない=「集客ができない…」というのは、能力や経験まして才能の問題ではなくて、じつは原因はノートにあった可能性があります。

もしもあなたが、今集客をする必要性を感じている、さらには近い将来、集客をする必要性が出てくると感じているなら、まずは、あなたのノートが、「集客ができるノート」へと進化していっているかどうかを、確認してみてください。何ごとも、現在地点を直視するところから始まります。

ノートは正直者。

もしもあなたが、集客したいけど、集客ができない…という気持ちがあるとしたら、それは、「集客できない…」のではなく、「集客していない…」現実がそこにあるからかもしれません。まずはノートから、「集客ができる新しい現実」づくりをはじめてください。

 

まとめ

 「集客できない…」という言葉が口ぐせになっている人は、、、じつは、

1.言葉が世界をつくっている。

2.思考停止状態に陥っている。

3.集客ができるノートになっていない。

というわけです。

あなたがもし、「集客をする」ことが今必要で、そのことがうまくいっていない現実がある、あるいは未来の集客に不安があるとしたら、、、「集客できない…」を禁句にする。その代わりに、1枚の方眼ノート!を書くことで、その状況を改善できるような具体的なアイデア・行動を書き出していってください。

そうすることで、それまで、ぼんやりと

「集客できない…」

と思い込んでいた状況に光(こうすればうまくいく、これならできる)がさして、「集客できる自分になる」次なる一手が次から次へと方眼ノートの浮かび上がっていく可能性は大です。

「集客できない…」は禁句。

「方眼ノート」で集客の設計図を描く。

ぜひ、実践していってみてください。

それでは、またお会いしましょう。

 

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