結果を出す人の「7つのこと」


From:高橋政史

恵比寿のカフェにて、、、

 

ローマへの道も、今日のこの一歩から…

もしそうだとしたら、「今日のこの一歩」を刻むために必要なことって何でしょうか?

どんな分野でも、「必ず結果を出す人」と「なぜか、結果が出ない人」がいます。そして、この「必ず結果を出す人」と「なぜか、結果が出ない人」の間にあるギャップ(溝)の間には、じつは「特別な違い」なんてないということも、よく知られることです。

では、「結果が出せる人」をつくる「特別な違い」ではなく、誰もできる「当たり前の違い」とは何か?

鍵は「7つ」あります。

 

「結果の現在地点」に立つ

 

よく、

「なぜか、結果が出ないんです…」

という質問を受けます。じつは、このひと言からは、

「結果が出ていない…」と本人が思っている

「その理由を知らない…」と本人が思っている

ということがわかります。でも、この「本人が思っている」ことは本当でしょうか?でも、そのことを確認するためには、本人の頭の中を覗いてみなければ検証できません。そこで、私はいつも、このような質問を受けると、次のような質問をします。

「ちょっと、ノート見せてもらってもよろしいでしょうか?」

と。そして、その人のノートを見た瞬間、ほぼ秒速であることに気づきます。

「なぜか、結果が出ない…」の「なぜか(理由)」はじつは「本人の思い込み」にすぎない…そして、「なぜか、結果が出ない」かどうかなんて、このノートなら当たり前だよな。と気づくわけです。

「脳は嘘つき、ノートは正直」

です。脳が「思い込んでいる」だけで、じつはノートを見れば「そこにある現実」が浮き彫りになっているケースがほとんどです。「結果が出ない」のには必ず「理由(なぜか)」があります。そして、その「理由(なぜか)」はノートを見たら一目瞭然です。

結果を出す人のノートには「7つのこと」があり、

結果の出ない人のノートには「7つのこと」がない…

それだけのことです。

原因は「ノート」の上にありました。

 

孫正義さんの「日次決算」がお手本

 

まず、大前提の話をしておきましょう。

「結果を出せるかどうか」は、1日の積み重ねから。

その代表例として、孫正義さんの「日次決算」があります。孫正義さん率いるソフトバンクは「日次決算」をしています。それは1日単位で「結果」と「現実」のギャップを「数字」ではかり「結果に直結するような行動」へと日々進化させていくためです。

つまり、修正タイミングが1週間に1度なのか、1ヶ月に1度なのか、それとも1日1度なのかで、繰り出す行動と、修正スピードが変わっていき、当然、結果を積み上げていく確率が高まっていきます。

あなたのノートは、1日単位で「結果(数字)」に基づき判断できるような記述がなされていますか。そして、日々、自分の行動を結果に直結させるような行動へと進化させるような取り組みが記録されていますか?

もし、答えが「NO」だとしたら、そこにあなたの未来を叶える埋蔵金が眠っています。埋蔵金はノートの中にありました…。あなたが、これから紹介する「7つのこと」をノートに1日単位で記録し、1日単位であなたの行動を結果に直結させるように進化させていくことができれば、これまでとは違う未来が待っています。

 

結果を出す人のノート「7つのこと」

 

結果を出す人のノート(人によってはPCかもしれませんが…)には必ず次の「7つのこと」が書かれています。

もしもあなたが、自分の人生の舵を自らが握り、この先、1日単位で成長を加速していきたいなら、あなたのノートに、これからお見せする「7つのこと」が登場するだけで、あなたの「ノート=第2の脳」は1日単位で進化していき、その結果、数年いや数カ月後には、これまでの延長線では想像だにしないステージへと駆け上がっていっていることでしょう。

では、「なぜか、結果の出ない人には、なぜか登場していない」けど、「結果を出す人」のノートには必ず「記録」されている「7つのこと」とは何か?

1.「目指す結果は何か?」

が書かれています。例えば、この1ヶ月さらには1年後、3年後の「未来(=欲しい結果)」がノートの上に毎日、毎日登場しています。よく、手帳に夢を書けば実現するといいますが、もしかすると、現実化する夢=未来=欲しい結果を毎日、毎日、ノートに書くことが「当たり前」になっていることのほうが重要なのかもしれません。

2.「段取り(ルート)は見えるか?」

結果(ゴール)を実現するためには、そのゴールへつながる最短ルート(段取り)がクリアに見えている必要があります。そして、いま、自分がその段取りの「どの段階」にいるのかもクリスタルクリアに見えている必要があります。よく、「不安になる…」という表現が使われます。でも、じつは人が「不安になる…」のはお化けを怖いと思うように、自分が歩んでいる「いま(段階)」が正しいのか、何処なのかが…見えない…ところから生じているわけです。

3.「今日、そのために何をするか?」

今日、何をするか。というTO DOリストを手帳に書き出す人は多いかと思います。でも、そのTO DOリストの一つ一つの行動が「目指す結果につながっている」という手応えをもちながら、エネルギッシュに一つ一つのことをクリアしていっている!という方は案外少ないのかもしれません。そのTO DOリストを目にした瞬間、「この一手が私の未来へとつながっている!」そんな確信のもてる「今日、何をするか(TO DO)」になっていることが大事。

4.「やれたこと、やれなかったことは何か?」

何かが、うまくいかない人の特徴に「放置(やりっぱなし)」ということがあります。つまり、「今日、やること」のうち、何が「やれたこと」なのか、何が「やれなかったこと」なのかを明確に区分けして、今日「やれなかったこと」を明日以降で確実にクリアできるように、その状況が見えるようにノートの上で状況を「見える化」しておくことが大事なのです。

5.「なぜできなかったのか?」

「分析から未来が生まれる種が見つかる」ということを、戦略系コンサルティング会社時代に徹底的に教えこまれました。その後、起業することになるのですが、そこでも「分析」をする人は「結果」を出し、分析がなくなんとなくでやる人は「なぜか、結果が出ない」という事実をたくさん見てきました。「すべては、現状分析」から。そして、今日1日を分析するところから。もしも、今日「やれなかった」ことがあったら、必ずその「原因」を突き止めておくことが大事となります。

6.「どうリカバリーするか?」

「原因」が見えたら「対策」!シンプルです。つまり、今日やろうとしてできなかったことを、どうリカバリーして、想定通りの「小さな結果」を積み上げていけるかどうかが肝心。何かがうまくいかない…とういのはシンプルで、たいがいは「うまくいかない状況」を放置されたままということ。放置せず、原因を見つけ対策(リカバー)の一手を繰り出していく。

7.「明日の知恵となる、今日の収穫は何?」

毎日が収穫!になると人生は1日単位で豊かになっていく。単純なロジックがそこにあります。知恵というのは長年かけて見つけていくというものではなくて、じつは、今日1日の中に、キラリと光る最高の知恵が眠っています。「知恵=あなたがやれなかったことを工夫して再現性ある”できる!”に変えた事実」は、今日1日を上記の6つを記録することによって生まれていきます。その意味で、ノートはあなたオリジナルの知恵の宝庫です。そして、その知恵をあなたが他の誰かに手渡すことで、社会はグッと豊かになる。そう、あなたの今日1日の中に、あなたとまわりが豊かになる知恵(埋蔵金)が眠っています。

 

以上、結果を出す人の「7つのこと」、いかがでしたか?

ポイントを再度整理すると、、、

1.結果を出す単位を「1日単位」に変える

2.「7つのこと」を記録する

3.毎日のノートにあなたの知恵が宿る

さっそく、あなたのノートを取り出し、見返してみてください。もしも、あなたのノートに「7つのこと」が見当たらなければ、それは最高のチャンス到来です!

なぜなら、「7つのこと」をあなたが、1日単位で、あなたのノートに刻み始めた瞬間、あなたのノートには、これから毎日、あなたとあなたのまわりに自信と豊かさをもたらす知恵が溢れていくことになるからです。そして、その知恵が生まれる過程で、あなたは夢のまた夢だったような未来が、あなたのノートに出現していることに気づくことになるでしょう。

たかがノート、されどノート。

「あなたの未来も、きっとノートで変えられる」

そんな願いを込めて…。

それでは、またお会いしましょう。

高橋政史