35歳からは、一瞬で変わる


【35歳を過ぎると、一瞬で変わる】

という感覚が少しずつわかってきます。なぜか?それは自らが「一瞬で変わる」という体験に遭遇し、そのたびに、「やっぱりそうか」と振り返ることが多くなったから。その実体験を通して言えることは、35歳を過ぎたあたりから「一瞬で変わる」というシーンが数年に1度くらいの確率で登場します。

昨日、「一瞬で変わる」体験をしました。

来るべくして来たという感覚です。衝撃的な体験というより、やっぱり来たかという感覚。夜が明けて、目の前に静かな海があり、その波間に朝日が満ちてくる感覚に近いもの。とても、穏やかな「一瞬で変わる」体験です。

「一瞬で変わる」ということ。
それには、天才のそれと、普通の人のそれがあります。

いわゆる天才たちは、10代、20代から「一瞬で変わる」シーンに何度も遭遇しています。それは10代、20代までに壮絶な体験をし、人生を凝縮させられるような状況で過ごしてきたから。だから、真似しようと思ってもムリ。間違っても「天才のマネをしてはいけない」と思っています。

普通の人は、35歳過ぎまで「一瞬で変わる」感覚はやってこないかもしれません。少なくとも私はそうでした。そして、40代、さらには45歳を超えると「一瞬で変わる」タイミングは加速度的に目の前に登場します。

これは、ごく個人的な仮説なのですが、45歳を超えると「一瞬で変わる」チャンスが頻発するのは、きっと人生の折り返し地点を向かえ、もう迷っている時間もなければ、生涯をかけてもやりきれないだけのミッションがそこにあり、それに邁進する必然性があるから。

そう、「ミッション=命の燃やし場所と方向」は、自分の想像を遙かに超えた世界。その世界は攻略できないかもしれません。でも、その世界の謎をひとつひとつ紐解きながら、その世界を豊かにするために、今日という命を使うことはできるわけです。

では、「一瞬で変わる」という体験に遭遇するために必要なことは何か?いろんな要素が、複雑に絡み合いながら、1本の糸(意図)を紡ぎ出していくものですが、中でも大事な要素は「時間」。どれだけの「時間」、ひとつのことに打ち込んできたか。目安は10年。

「幸運の女神」という話がありますが、「幸運の女神」って「その道の10年選手」の前にあらわれる。わたしはそう思っています。だから、「カンタンに成功することなんてこの際、捨てた方がいい」というのが実感です。

「カンタンな道より、むずかしい道を選ぶ」
「自己啓発よりも、自己修練に挑む」
「願望することより、行動することを重ねる」

とてもシンプルな本質がそこにあるような気がします。その道の先に、「幸運の女神」は必ず居て、「一瞬で変わる」新しい現実が待っている。

昨日、「一瞬で変わる」という体験をし、そのとき気づいた感覚を言葉にして残してみました。