中学1年、初ノート・レッスン

13歳からのノート進化論

【昨日、中学1年の甥っ子に「ノート」レッスン】

をしてあげました。昨日、実家(群馬の高崎)に戻ると、ご両親(私の兄と義理の姉)からお願いされて・・・。マンツーマンで1時間30分ほどのレッスン。でも、当の甥っ子は「いいよ」と当初は拒絶。親が「せっかくの機会だから」と言うものの反抗期初期。親の言うコトなんて聞きません。
で、しょうがないなと、あることで、少し「やる気のスイッチ」を押してあげると、
私:「で、何の教科が苦手なの?」

甥:「地理と数学かな・・・」

私:「おっ、そんなの楽勝じゃない。よかったな」

甥:きょとんとした表情をしている

私:「じゃあさぁ〜、地理と数学の教科書とノート全部持ってきてごらん」

甥:走って2階へ駆け上がっていく
と、こんな感じでスタートして、1時間30分後には、まるで別人が書いたようなノートがそこに登場すると同時に、甥っ子の輝いた瞳がありました。短時間でノートのレッスンを通して、甥っ子の閉じ込めていた思いと、勉強が楽しくなるノートの魔法(心理学の用語だとリフレーミング)をかけてあげたわけです。
レッスン中、甥っ子は、「わかりやすい!」と連発。そして、レッスン後、私は「こうしたら、簡単だろ。要は、自分の能力とか才能とか、できない理由がそこにあるのではなくて、ノートが原因だということがわかっただろ」と言って、甥っ子がこれまで書いていたノートと、その場でできあがったノートのビフォー・アフターを見せてあげると、甥っ子は目を丸くしていました。
甥っ子へのレッスンを通して、学校の授業でいったい何が起こっているのか。そして、甥っ子のノート(私の言葉でいうと、能力にフタをするノート)がそのまま放置されたまま、親や先生が、その子の成績や勉強がうまくいかないと、ダメの烙印を押してしまう現実に、なんともやるせない気持ちになりました。

※この「やるせない気持ち」をもたらした「学校の授業・3つのリアル」についていつかまとめて文章にしてお届けします。

レッスン後、私が中学1年のときに高崎高校(私の母校)へ行くと決めた「以外な理由」を話してあげると、甥っ子はびっくりしていました。「そんな理由で、行きたい高校を決めたの?」と。それから、「将来何をしたいの?」という話になり、甥っ子の中に息づく「好きのスイッチ」が少しずつONになっていく手応えを感じ、甥っ子とともに、中学1年生「13歳のリアルと可能性」の大地から見通す未来への地図を共有していくことになったわけです。

甥っ子へのノートレッスンを通して、「13歳からのノート進化論」という仮説のもつ意味、そして13歳のときに、誰かが、ノートを通して、その子の「人生の可能性」と「人生を切り拓く学ぶチカラ=ノート力」を手渡してあげる機会があれば、未来の表情はだいぶかわっているだろうな。と確信したしだいです。

13歳からのノート進化論